ブログ
2026-10-16 08:00:00
奇跡は、毎日の中にある
「奇跡」と聞くと、特別な出来事を想像するかもしれません。
でも障害福祉の仕事をしていると、奇跡はもっと身近にあるように思います。
昨日できなかったことが、今日はできた。
話せなかった人が、一言伝えてくれた。
笑顔がなかった人が、少し笑ってくれた。
不安そうだった家族が、「大丈夫かもしれない」と言ってくれた。
どれも、世の中を驚かせるような出来事ではありません。
でも、その人の人生の中では、大切な変化です。
私たちは、そんな小さな奇跡のそばにいられる仕事をしています。
そして、その瞬間に立ち会うたび、
「この仕事をしていてよかった」
と思います。
障害福祉の魅力は、特別なことを起こすことではありません。
毎日の中にある小さな変化を見つけ、誰かと一緒に喜べること。
私はそれこそが、この仕事の一番の楽しさなのだと思います。
2026-10-15 08:00:00
「ありがとう」をもらった日
支援の仕事をしていると、「ありがとう」と言っていただくことがあります。
でも私たちは、特別なことをしたつもりがない時もあります。
話を聞いただけ。
一緒に考えただけ。
いつも通り迎えただけ。
それでも、
「ここがあってよかったです」
と言っていただくことがあります。
そんな時、この仕事の意味を改めて感じます。
私たちにとっては日常でも、誰かにとっては大きな支えになっていることがある。
だから、一つひとつの関わりを大切にしたいと思います。
人を支える仕事は、派手ではありません。
目に見える成果ばかりでもありません。
でも、誰かの日常を少し支えることができる。
誰かの安心につながることができる。
それだけで、十分に価値のある仕事だと思います。
2026-10-14 08:00:00
「また来たい」と言ってくれた
新しい場所が苦手な人がいます。
知らない人。
知らない部屋。
知らない音。
それだけで、大きな不安になることがあります。
初めて来た日は、入口から動けなかった。
次の日は、少しだけ中に入れた。
その次は、短い時間なら過ごせた。
そんなふうに、少しずつ少しずつ慣れていく。
そしてある日、
「また来たい」
と言ってくれた。
その言葉は、私たちにとって大きなご褒美です。
ここが、安心できる場所になったのかもしれない。
ここに来ても大丈夫だと思ってくれたのかもしれない。
福祉の仕事で大切なのは、何か特別なことをすることだけではありません。
「ここなら大丈夫」
と思える場所をつくること。
それも、とても大切な仕事です。
2026-10-13 08:00:00
できなかったことが、ある日突然
何度練習しても、なかなかできないことがあります。
靴を履く。
文字を書く。
順番を待つ。
自分の気持ちを言う。
毎日繰り返しても、
変化が見えない。
そんな時、支援する側も不安になります。
「この方法で合っているのかな」
でも、ある日突然できることがあります。
昨日までできなかったのに、今日はできた。
それを見ると、
「ああ、ちゃんと積み重なっていたんだ」
と思います。
成長は、毎日少しずつ見えるとは限りません。
水面の下で、ゆっくり根を伸ばしているような時間があります。
だから私たちは、すぐに結果を求めすぎないようにしています。
今日の一回が、明日のためではなく、半年後につながっているかもしれない。
それを信じられることも、支援の仕事の大切な力です。
2026-10-12 08:00:00
初めて名前を呼んでくれた日
毎日会っているのに、なかなか名前を呼んでもらえない。
そんな子がいました。
こちらから声を掛けても、いつも静かに過ごしていました。
それでも、毎日挨拶をして、一緒に遊んで、同じ時間を過ごしました。
そしてある日。
ふと、名前を呼んでくれました。
ほんの一言です。
でも、その一言が、とても嬉しかったことを覚えています。
きっと本人にとっては、大きな出来事ではなかったかもしれません。
でも私たちにとっては、「少し信頼してもらえたのかな」と思える瞬間でした。
支援の仕事には、こういう小さな出来事があります。
記録には、たった一行かもしれません。
でも、心にはずっと残ります。
大きな奇跡ではありません。
でも私には、十分すぎるくらい嬉しい奇跡でした。





